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注文住宅に和室を作るコツとは?今だからこそ和室空間を見直そう


日本家屋と言えば和室のイメージが強いですが、
現在の日本の住宅事情を見てみると和室をあえて作らないご家庭も増加しています。

 

アパートやマンションにはそもそも和室が最初から設計されていないこともあります。
では、注文住宅を作る際には和室の設計をどうするべきでしょうか。

 

今だからこそ和室空間を見直しましょう。

 

なぜ日本の住宅から和室は減ったのか

日本の多くのアパート、マンションそして一般住宅の床は現在多くがフローリング材を採用しており、
時折カーペットによる施工も見られます。

 

かつては日本の家屋の主役だった畳ですが、大幅に和室の施工が減少しており、
近年の日本の住宅には和室が無いケースも多いのです。

 

では、なぜ古くから愛されてきた和室は減少したのでしょうか。
その理由は下記3つのポイントで語ることができます。

 

1.和室はコストがかかる

フローリングの部屋を作るよりも、和室を作る場合の方がコストは高くなる傾向があります。

 

特に部屋数が少ないアパートやマンションでは狭い日本の住宅事情を考慮するとリビングや寝室、
子ども部屋が優先されるため和室はカットされやすいのです。

 

また、和室は洋室と比較すると全体的に建材などの費用が高めのため
建売や注文住宅でもあえて施工していないケースが散見されます。

 

2.核家族の増加

日本の住宅事情は地方を中心に
かつて大きめの日本家屋に複数の世帯が同居するスタイルが主流でした。

 

冠婚葬祭も住宅で実施をするため、
多くの人数が一気に座ることができる和室は無くてはならない存在だったのです。

 

また、和室はフローリングとは異なり寝起きにも段差が生じないため、
昔から高齢者の方のお部屋として重宝されていました。

 

しかし、核家族世帯の増加に伴い注文住宅の建設などでも高齢者との住まいが想定されていないことも多く、
和室の施工を不要としている方も多いのです。

 

3.畳のメンテナンスの複雑さ

日本の住宅でフローリングの床材が拡大した背景には、
掃除などのメンテナンスのしやすさも挙げられます。

 

大切に扱えば長く使える床材として重宝されており、ワックスや掃除掛けも畳と比べれば非常に簡単です。

 

一方の畳は目に沿って掃除を行う必要がある他、湿気対策のために定期的に上げて乾燥させる必要もあります。
フローリングの床材と比べるとメンテナンスが複雑なため、あえて施工はしない家庭も多くなっています。

さまざまな理由を背景に和室はあえて不要と考える方が増加していますが、
今こそもう一度和室空間のメリットを見直してみましょう。

 

特に注文住宅をご検討中の方は、建売とはことなりご自身の意志で和室空間を間取りの中に入れることができます。
和室のメリットとは次の3つです。

 

1.汎用性が高い

和室空間の特徴は何と言っても畳です。固いフローリングの床材と違い、
畳は柔らかく冷たい感触ではないため、座布団や布団類もそのまま敷くことができます。

 

家具をたくさんおかなくてもすぐに座って作業ができるため、実は汎用性がとっても高い空間なのです。
来客用の部屋、寝室、ちょっとした作業スペースなど自由に使えます。

 

2.格調高い雰囲気が楽しめる

和室空間のデザインも洋室並みに優れており、壁紙や床の間などのデザインを工夫することで
まるで料亭のような雰囲気の空間に仕上げることができます。

 

和室は日本の格調高い雰囲気があるため、1つでも住宅内に設けておくだけで優雅になるのです。

 

3.リラックス効果がある

畳の材料であるい草には、リラックス効果があることをご存じでしょうか。
い草の豊かな香りは人を落ち着かせる効果があります。

 

お香との相性もよく、リラックスしたい時には和室で過ごすのも素敵ですね。

 

この他にも、日本の古い使い方である「仏間」としての機能も和室なら間違いありません。
仏壇の管理が必要なご家庭では、リビング内に設置をするよりも格調高い和室に設置をすることがおすすめです。

 

和室の施工のヒントとは?注文住宅時にはこんなアイディアにも触れよう

注文住宅を建設する際には、間取りはどんな風にしようか、部屋数やデザインはどうするか悩みますよね。
そこで、是非この機会に和室の施工のアイディアについても触れてみてください。

 

1.和室の可能性を追究しよう!リビングの一部に和室スペースも

飲食店などで多く見られる部屋空間の一部を「小上がり」にする方法は若い世帯の方にも人気です。

 

リビング空間に一部寛げるスペースを設けておくことで、
子どもが勉強をしたり来客時のもてなしスペースにしたりと色んな使い方ができます。

 

堀りごたつを施工し、冬季には家族のだんらんスペースにすることも楽しそうですね。
和室を1室作ることは気重に感じても、小上がりなら空間の維持もしやすく大変便利です。

 

2.畳を使わない和室もアリ!

和室空間が欲しくても施工がネックになるのは「畳」のメンテナンスです。
そこで、思い切って畳を使わない和室空間を作る方法もあります。

 

リノベーションや注文住宅で近年多用されているのは、い草以外の素材を使った畳、
琉球畳などのアイディアです。

 

リノベーション畳と呼ばれているものは多様なカラーが人気となっており、
おしゃれな和室空間に仕上がります。

 

クールなグレーや黒との市松模様のデザインも人気となっており、
従来の和室空間を覆すデザインが好評です。

 

男女問わず使いやすい和室空間は汎用性も高いのでおすすめですよ。
家具や照明を合わせると美しい住まいが完成します。

 

3.部屋数が少ない場合にはあえて和室もアリ!

部屋数が少ないからこそ和室を削減してしまう方が多いですが、
だからこそ和室を注文住宅に投入することもおすすめです。

 

和室は収納をしっかりと設けておけば寝室とリビング、客間との併用が可能です。

 

夜は寝室、昼は作業空間にすることも可能なので、部屋数が少なくコンパクトな家だからこそ、
和室を作っておくことで使用用途が自由な空間を持つことができます。

 

家族の年齢の変化と共に使いやすさも変わっていきます。
和室は固定観念を捨てることで自由度が増すのです。

 

まとめ

この記事では注文住宅の際に考えてみたい和室空間について、さまざまな角度から解説しました。
デメリットもある和室ですが、その一方で使い方には自由度もあり若い世代の方にもおすすめしたい空間です。

 

是非間取りやデザインを考える際には和室というアイディアの投入もご検討ください。

 

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